ドールを所有する根本理由を考えてみる

  16, 2017 20:31
決してドールだけに関連したお話ではなく、趣味全般に言えるでしょう。
今回の主題は「行きつくところは所有欲だと思う」です。

ドールを所有する理由を少し考えてみます。

①美しいものを所有する欲求を満たすため。
人は何かを所有したいという欲求が必ずあります。生きていくのに必要な最低限の衣食住以外の『何か』です。この『何か』は特に生きていくことに関して必要ではありません。しかし贅沢品というのは、基本的に生きていくためには必ずしも必要ではないものばかりです。例えば「おもちゃ」であったり、「ゲーム機」であったり、「高級車」であったり、「ダイヤなどの装飾品」であったり。この所有欲を満たすことが出来るためにお金を稼ぐのだと言えます。「旅行」も同様です。新しい経験を所有するために、自分の生活圏から飛び出すのです。

②所有する対象が「人」に近いため。
そんな様々ある贅沢品の中で、あえてドールを選ぶ理由は、少なからず「人に近い造形をしているから」と言う点は外せません。所有する対象の形は様々ありますが、最も直結するものが「性欲」です。これは経験則にはなるのですが、人は思春期に入ると多かれ少なかれ身体的及び精神的な変化が現れます。それは本能と言ってよいでしょう。男性であれば、どういうわけか女性に対して好意を持つようになる。二次元オタクで、どうしようもなくリアルの女性経験が少ない私ですら、脳内物質のせいで近くにいるだけでドキドキしたものです。30歳を超えた今で、あの時のような興奮を得ることは難しいでしょう。それでも少ないながらも私の中にも「性欲」は残っています。そんな「性欲」がドールへの所有欲になっている側面は、否定できない事実です。

③所有する対象が「自分の好きなように扱える」ため
ただ生命を持つものは所有出来たとしても、自由に扱えるわけではありません。女性と結婚したとしても、当然ですがお互い「人としての権利」を所有しています。人でなくても動物などのペットでも同様です。生命あるものは、絶対に自分の自由にすることは出来ません。しかし生命の無いものなら別です。適切なお金を支払って、適切に所有すれば、あとは自分の自由にすることが可能です。自由に服を着せたり、ポーズを取らせたり、メイクをしたり、少し改造を加えてみたりと、生命無いものは決して不満を言うことはありません。いくら眺めても一切問題ありません。自分の思うままに扱うことが許させるのです。これは生命あるものでは絶対に出来ることではありません。

④所有する対象が「リアルな人を模したものではなくても良い」ため
前述したことに共通するのですが、ドールの場合は必ず人と同じ形状である必要はありません。リアルでは絶対に存在することのないアニメ調の再現でも全く問題ありません。勿論リアル調の方が好きな人もいるでしょうが、逆にアニメ調の方が好きな人もいます。様々な欲求に対して対応できる点が利点だと言えます。本来なら自分でゼロから作ってしまうのが良いのでしょうが、一般人の場合は美しいものを作り上げるのは非常に困難です。

⑤所有する対象が「カスタマイズが容易」であるため。
「自分の思うままに扱える」とはいえ、その扱い方法が非常に難しいものでは、扱えないのと同義です。しかしニッチ産業とはいえ、ドール業界は確かに存在します。そのため衣装など手作りする技術が無くても、専門店さえたどり着ければ容易に入手することが出来ます。フィギュアの場合は完成品であり、それ以上基本的にはカスタマイズすることは困難ですが、ドールの場合はお金さえ支払えば、自分だけのドールを制作することは比較的容易だと言えます。

以上、「人間に模した美しいものを所有することが出来て、なおかつカスタマイズが容易である」というのが回答となります。単なる鑑賞物である以上に、そこから変化する余地があるという点が、他の鑑賞物とは一線を画すところでしょう。だからこそお迎えした後から費用が掛かるという欠点もあるわけです。


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