ドール哲学【04】:初音ミク

少し脱線して、哲学が不人気な理由を考えてみます。
今回の主題は「哲学とは指の動かし方を言葉にするような学問である」です。

ところで皆さまは哲学をしていますか?10人中、きっと10人が哲学などしていないと答えることでしょう。なぜなら哲学とは全くもって役に立たないし、哲学をしなくても生活に支障ないし、そもそも面白くないためです。では、なぜ面白くないのか。それは『哲学とは指の動かし方を言葉にするような学問』だからです。

これから「なぜ人はドールを愛するのか」という問いに関して哲学していきます。しかし本当にドールが好きな人ならば全くもって愚問に見えるでしょう。「好きなものに理由などないし、考える必要もない」と感じるでしょう。好きなものは好きなのだから。

その通りです。哲学とは『全く無駄なこと』に対して反省する学問なのです。理由など必要のない事柄、つまり「真理」とか「普遍的なもの」に対して反省するためです。普段生活して、至極当たり前のことに対して、人は興味を持ちません。それは、あたかも今私がパソコンで文字を書いている時に、指の動かし方を常に考えてキーボードを打ち込んでいないように。呼吸をしたり、心臓を動かしたりすることに対して、意識的に行っているわけではないように。「あまねく場所に至極当たり前に存在すること、すべての人が至極当たり前に無意識に行うこと」それ自体が、中二的に言えば「神」だったり「真理」だったりするわけです。

そんな無意識な存在を意識化することこそが哲学です。ただし実生活には全く役に立ちません。それどころか逆に普段当然なことに対して当然だと思えない時点で、社会不適合になる危険性を孕んでいます。いちいち指を動かすのに、指の動かし方を考えなければ動かない人は病気です。偏見ですが、だから哲学者は変わった人が多いイメージがあるのですね。

最後に一つだけ注意です。哲学者でない人は、よく哲学を「個人的な自分の考え方や生き方」とする傾向があります。「人生哲学」とか言われるのですが、ここでは扱いません。ここでは「脱個人的な、普遍的にあるもの」に対して哲学します。もちろん私の考えも多分に含まれてしまうでしょうが、「神」とか「真理」とかいう類の至極当たり前のことに対して反省するので、よろしくお願いします。



≪今回の使用素材≫
100均一ドレス(白) 100円 *上半身のみ
既製品のパニエ(白) 500円 
既製品の黒の靴 500円
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Category: 初音ミク(その他)
Published on: Mon,  09 2015 19:45
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