「入れ替わり」のお勧め作品

「誰もが他の人と入れ替わってみたい」と一度は考えたではないでしょうか。
今回の主題は「入れ替わり願望とは横着な変身願望が具現化したもの」です。

誰でも人は「自己否定の心」があり、常に新しい自分を探す「向上心」が備わっています。大人になると何かと薄れしまう「好奇心」ですが、子供の頃は見るもの全てが輝いていて、自分の記憶にも残らないほどのワクワクで溢れていたことでしょう。何にでもなることが出来る可能性に満ちた存在でした。

しかし自我という自分が成り立つにつれ、自分より優れて見える他人に憧れを持つようになります。「徒競走で一位になれなかった時」「水泳で誰よりも早く25m泳げなかった時」「テストで100点を取れなかった時」。そういった経験を得ることにより、自分の限界を知るわけです。勿論努力することにより成果を上げることは出来ます。しかし人に翼がなく、空を飛ぶことが出来ないように、物理的に不可能な事柄は確かに存在し、そこが限界なのは間違いありません。

そこで私たちは「妄想する」わけです。「何の努力もせずに、他の人の体と入れ替わって、今よりも良い人生を経験してみたい」と。入れ替わり願望とは横着な変身願望が具現化したものです。入れ替わる先とは、その本人が築いてきた努力の結晶です。そこに大なり小なりの努力を行ったからこそ、その人の個性や美しさとなっているのです。その他人の努力を何の努力もしないまま奪いたいという横着な変身願望が根源となっているのです。

通常「入れ替わる先」で最も多いのが男女逆転です。これは男性の女性への憧れが横着に具現化されたものです。基本的に女性に入れ替わりを憧れる男性は、女性関係に恵まれていない人です。もし自分が憧れの人の入れ替わりが出来れば、その体を自由に出来るという欲望がその衝動の根源であり、女性の人生を歩みたいというセクシャル的な理由ではないのです。単なる「変身願望」ではなく、何の努力もせずに成功を収めたいという横着な心の現れなのです。その証拠に今の自分よりも劣る人と入れ替わりたいという人は、なかなか居ないことでしょう。

そんなズルい心の欲望が現れた幻想の世界「入れ替わり作品」ですが、否定的に考えるものの、私自身は結構好きです。妄想の世界ぐらい好きに描いて悪いわけがありません。「自分で在りたい」と考える反面「他人になってみたい」と思う、そんな矛盾した人間が私なのです。相変わらず下手ですが、「君の名は。」の一シーンを書いてみました。

そんな入れ替わり作品で優秀だと思うのがゲーム「Remember11 -the age of infinity-」です。入れ替わりによる場面転換時に、様々サスペンス展開が用意されており、物語に引き込む魅力があります。ストーリー自体は難解で、正直詳細までは覚えていませんが、SFテイストが好きな人は是非推奨します。「君の名は。」が入れ替わり主体なら、この作品レベルまでやって欲しかったなあと思います。

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Category: 手書きイラスト
Published on: Sat,  24 2016 09:52
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